白蟻防除の考え方
白蟻防除には白蟻を退治する「駆除」と、白蟻の被害を未然に防ぐための処理である「予防」に分けられます。
白蟻駆除業者に依頼した場合は、その現場に応じ、「駆除」「予防」、または「駆除・予防の両方」を行います。
駆除の場合
白蟻駆除の場合、使用する薬剤の種類,薬剤濃度,処理量,処理方法などは特に決められておりません。なぜなら、駆除作業は現場や白蟻の種類によって異なるため、駆除業者の判断のもと臨機応変に対応しなければならないためです。しかも、誰でも簡単にできるか訳ではなく、白蟻に関わる知識とこれまでの実務経験がないと完璧な処理は行えません。これが素人では白蟻の完全駆除が難しい理由なのです。
多くの場合、白蟻の動きを考えながら活動が見られる箇所や必要な箇所をドリルで穿孔し、薬剤を注入する穿孔注入が実施されます。また、液剤の散布ではなく、ベイト工法という毒餌で白蟻を駆除する方法もあります。