

シロアリ業界において単に保証という場合は、工事を行った防除業者が工事後シロアリが再発した場合に、再度駆除工事を無料で行うことを指します。それ以外にも、被害が発生した箇所の修復費用を同時に補償する場合もあります。
工事を行った白蟻防除業者が、工事後に白蟻が再発した場合に、再度駆除工事を無料で行うことを保証します。
工事を行った白蟻防除業者が、工事後シロアリが再発し、建物に被害が発生した場合、その修復費用を補償します。
白蟻防除業者が別途シロアリ賠償責任保険をかけている場合が多く、適用条件には、保険会社が定めた項目に適合している必要があり、保険会社の審査を通過しないと補償はされません。他の一般的な保険と同様、注意が必要です。もちろん再発のシロアリによる被害部分のみですので、駆除を依頼した時点で被害があった場所には適用されませんのでご注意を。
施工後、5年間の保証を行うのが一般的ですが、状況に応じて、短期間(1年~3年)の場合もあります。
シロアリ工事には、今すでに存在するシロアリを「駆除」する駆除工事と、シロアリがいないことを前提に「予防」を行う予防工事があります。予防工事では、住宅の特定部分にシロアリ薬剤を処理することで、シロアリの侵入を防ぐことが可能です。またそれ以外にも、薬剤処理を行わず、定期的な管理を行うことで、シロアリの侵入を防ぐ場合もあります。シロアリの予防措置を行うことで、シロアリ被害の確率を抑えることができ、シロアリ防除業者は保証を行うことができるのです。
シロアリ被害への対処は、シロアリの種類や立地、建物構造、被害状況などによって、大きく異なります。 対処方法は千差万別で、シロアリ防除業者は、状況に応じた最適の対処を行います。場合によっては保証を行えない、行わない場合も十分ありえます。
シロアリの種類によって
アメリカカンザイシロアリなど、そのシロアリの固有の生態によって、保証ができない場合があります。
建物状況によって
建物の構造がシロアリに侵入されやすい場合、また予防処理を隅々まで行えない場合などがあります。例えば、床下の高さが極端に低く、シロアリ調査やシロアリ薬剤の処理が行えない場合がそれにあたります。
被害状況によって
シロアリ被害が大きく、十分な対処が行えない場合などは、保証を行わない場合があります。
保証に関しては、防除業者によって対応がかなりまちまちです。また建物の構造や被害状況によっても対応が異なりますので、その防除業者がどのような保険に対応しているのか、また契約時には、シロアリ調査状況を鑑みて、どのような保証を行なってくれるのか、十分に確認することが大切です。
