セルフチェック
シロアリが自宅にいるのかどうか、なるべく早く発見できれば、それだけ早く駆除できて、コストも期間も最小限で済むケースが多く見られます。自宅のシロアリ被害状況のチェックポイントを参考に自分でチェックしてみましょう。

いかがでしたか?こんな症状があれば、ご自宅にシロアリがいる可能性が高くなります。
このチェックリストからは以下のことが分かります。
「歩くと床やフリーリングがベコベコする。」
→シロアリによって床材が食害されている可能性があります。
「柱や畳、窓枠などに虫食いの跡がある、もしくは土が付いている」
→虫食いの跡があった場合は、シロアリに食害されている可能性があります。また、土のようなものが付いていれば、それはシロアリが作った蟻道や蟻土と呼 ばれる構造物です。
「柱をたたくと空洞音がする」
→白蟻の食害によって柱内部が空洞になっている可能性があります。
「近所でシロアリの被害が出た」
→イエシロアリの場合、1つの巣が大きなネットワークをもっているため隣近所に も進出している可能性があります。
「庭の木が枯れたり、杭がボロボロになっていたりする」
→庭木がシロアリに食害されると枯れてしまうことがありま。また地中に埋め込 まれた杭などは、シロアリの格好の餌となるため近くにシロアリが潜伏している可能性が考えられます。
「羽アリが飛んでいたり、大量にいたりする(羽が落ちている)*アリの可能性もある」
→羽アリが大量に飛んできている場合は近くでシロアリが生息している可能性が非 常に高いといえます。飛び出した
場所が室内であれば、ほぼ間違いなくシロアリ が生息している状況です。玄関などの外灯に飛来している場合は、
近所から飛んできている可能性も考えられます。羽アリの飛ぶ時期はゴールデンウィークの前後が多く飛びます。
※東北での羽アリ時期はは1ヶ月ぐらいずれます。
「基礎にひび割れがある」
→シロアリは空気の流れを嫌います。そのため、隙間やクラックがあるとその中を好んで移動します。家の基礎部分にひび割れがある場合は要注意です。化粧モルタル(仕上げモルタル)がひび割れを起こしている場合は、基礎との間に
隙間 が生じている可能性が高く、白蟻が侵入してくることがありこの場合も注意が必要です。
「基礎断熱工法である」
→基礎断熱工法、特に外基礎断熱工法の家屋である場合、早急にシロアリ点検を実施することをお勧めします。
詳しくは「基礎断熱シロアリ対策フォーラム」へ。
「雨漏りの跡がある」
→シロアリが生きていく上で水は非常に重要です。雨漏りがあると、その部分を水取り場所とするため、被害が集中します。
「リフォームなどの増改築を行った」
→リフォームや増改築を行うと、突如シロアリの被害にあうケースがよくあります。これはリフォームなどにより環境が変わった
(例えば解放空間がフローリン グ材などを張ることによって密閉空間に変わった)ためです。また、新築の場合は本来、シロアリ予防処理が行われますが、リフォームの場合、それが実施され ないことがあります。
「過去にシロアリ予防工事をして5年以上経過している」
→シロアリ予防剤の効果は5年です。過去に予防工事を実施されてから5年以上経過している場合は、薬の効果もなくなっている可能性があります。まずはシロア リ点検を実施し、再予防が必要かシロアリ駆除専門業者にご相談ください。
シロアリと羽アリの違い
シロアリと非常によく似ていて、間違いやすいのが羽アリです。
より正確なセルフチェックのために、シロアリと羽アリの見分け方を参考にしてみてください。

- 2対ある翅の長さが全て等しい
- 翅脈が薄く目が非常に細かい
- 腰がくびれない
- 触覚が数珠状


- 2対ある翅の長さが異なる
- 翅脈が太くて目が粗い
- 腰がくびれている
- 触覚がくの字型に曲がっている
